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  <copyright>©2024</copyright>
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    <title>ポラーノの広場</title>
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    <pubDate>Sat, 29 Mar 2025 03:00:00 GMT</pubDate>
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      <![CDATA[<p>そのころわたくしは、モリーオ市の博物局に勤めて居りました。</p><p>十八等官でしたから役所のなかでも、ずうっと下の方でしたし俸給ほうきゅうもほんのわずかでしたが、受持ちが標本の採集や整理で生れ付き好きなことでしたから、わたくしは毎日ずいぶん愉快にはたらきました。殊にそのころ、モリーオ市では競馬場を植物園に拵こしらえ直すというので、その景色のいいまわりにアカシヤを植え込んだ広い地面が、切符売場や信号所の建物のついたまま、わたくしどもの役所の方へまわって来たものですから、わたくしはすぐ宿直という名前で月賦で買った小さな蓄音器と二十枚ばかりのレコードをもって、その番小屋にひとり住むことになりました。わたくしはそこの馬を置く場所に板で小さなしきいをつけて一疋の山羊を飼いました。毎朝その乳をしぼってつめたいパンをひたしてたべ、それから黒い革のかばんへすこしの書類や雑誌を入れ、靴もきれいにみがき、並木のポプラの影法師を大股にわたって市の役所へ出て行くのでした。</p><p>あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。</p><p>またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><img src="https://pub-58045080fb3949b2abc22f7d99435abd.r2.dev/sdftgyhujikh/production/media/rich-editor/items/Nh3faryfxRK/image-c81cf4938d0c7d18a186a7700514587d.png"></p><p><br></p><p>一、遁げた山羊</p><p><br></p><p>五月のしまいの日曜でした。わたくしは賑にぎやかな市の教会の鐘の音で眼をさましました。もう日はよほど登って、まわりはみんなきらきらしていました。時計を見るとちょうど六時でした。わたくしはすぐチョッキだけ着て山羊を見に行きました。すると小屋のなかはしんとして藁わらが凹んでいるだけで、あのみじかい角も白い髯も見えませんでした。</p><p>「あんまりいい天気なもんだから大将ひとりででかけたな。」</p><p>わたくしは半分わらうように半分つぶやくようにしながら、向うの信号所からいつも放して遊ばせる輪道の内側の野原、ポプラの中から顔をだしている市はずれの白い教会の塔までぐるっと見まわしました。けれどもどこにもあの白い頭もせなかも見えていませんでした。うまやを一まわりしてみましたがやっぱりどこにも居ませんでした。</p><p>「いったい山羊は馬だの犬のように前居たところや来る道をおぼえていて、そこへ戻っているということがあるのかなあ。」</p><p>わたくしはひとりで考えました。さあ、そう思うと早くそれを知りたくてたまらなくなりました。けれども役所のなかとちがって競馬場には物知りの年とった書記も居なければ、そんなことを書いた辞書もそこらにありませんでしたから、わたくしは何ということなしに輪道を半分通って、それからこの前山羊が村の人に連れられて来た路をそのまま野原の方へあるきだしました。</p><p>そこらの畑では燕麦えんばくもライ麦ももう芽をだしていましたし、これから何か蒔まくとこらしくあたらしく掘り起こされているところもありました。</p><p>そしていつかわたくしは町から西南の方の村へ行くみちへはいってしまっていました。</p><p>向うからは黒い着物に白いきれをかぶった百姓のおかみさんたちがたくさん歩いてくるようすなのです。わたくしは気がついて、もう戻ってしまおうと思いました。全くの起きたままチョッキだけ着て顔もあらわず帽子もかむらず山羊が居るかどうかもわからない広い畑のまんなかへ飛びだして来ているのです。けれどもそのときはもう戻るのも工合が悪くなってしまっていました。向うの人たちがじき顔の見えるところまで来ているのです。わたくしは思い切って勢よく歩いて行っておじぎをして尋ねました。</p><p>「こっちへ山羊が迷って来ていませんでしたでしょうか。」</p><p>女の人たちはみんな立ちどまってしまいました。教会へ行くところらしくバイブルも持っていたのです。</p><p>「こっちへ山羊が一疋迷って来たんですが、ご覧になりませんでしたでしょうか。」</p><p>みんなは顔を見合せました。それから一人が答えました。</p><p>「さあ、わたくしどもはまっすぐに来ただけですから。」</p><p><br></p><iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://pub-58045080fb3949b2abc22f7d99435abd.r2.dev/sdftgyhujikh/production/media/rich-editor/items/Nh3faryfxRK/video-36e0379f73bcab7d61741b984798525c.mp4"></iframe><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>そうだ、山羊が迷って出たときに人のようにみちを歩くのではないのです。わたくしはおじぎしました。</p><p>「いや、ありがとうございました。」女たちは行ってしまいました。もう戻ろう、けれどもいま戻るとあの女の人たちを通り越して行かなければならない、まあ散歩のつもりでもすこし行こう、けれどもさっぱりたよりない散歩だなあ、わたくしはひとりでにがわらいしました。そのとき向うから二十五六になる若者と十七ばかりのこどもとスコップをかついでやって来ました。もう仕方ない、みかけだけにたずねて見よう、わたくしはまたおじぎしました。</p><p>「山羊が一疋迷ってこっちへ来たのですが、ごらんになりませんでしたでしょうか。」</p>]]>
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    <title>うさぎと　はりねずみ</title>
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    <pubDate>Fri, 29 Mar 2024 03:48:58 GMT</pubDate>
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      <![CDATA[<p>みなさん。このおはなしは、うそみたいですけどね、ほんとうのおはなしなんですよ。わたしは、このおはなしを　おじいさんからききました。</p><p>おじいさんは、はなしてくれるたびに、いつもいつも、こう　いっていました。</p><p>「こりゃあな、ぼうや。まちがいなく、ほんとうのはなしなんだよ。こうよりほかには、はなしようがないんだからな。」</p><p><br></p><p><br></p><iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://pub-58045080fb3949b2abc22f7d99435abd.r2.dev/sdftgyhujikh/production/media/rich-editor/items/9zO7mvMmegs/video-e678ab93ee4c9ab9b9758e1c8fad1e66.mp4"></iframe><p><br></p><p><br></p><p>ところで、その　おはなしというのは、こうなんです。</p><p>秋あきの、ある日にちよう日びの　朝あさのことでした。ちょうど、そばの花がまっさかりでした。</p><p>お日さまは、空そらたかくのぼって、あかるく　かがやいていました。朝風あさかぜは、きりかぶの上を　あたたかく　ふいていました。ひばりは、空そらで　歌うたをうたい、みつばちは、そばの花のあいだで、ブンブン　うなっていました。</p><p>村むらの人たちは、よそゆきをきて、教会きょうかいへでかけました。</p><p>こうして、生いきているものは、みんな　いい気きぶんになっていました。はりねずみも、やっぱりいい気きもちでした。</p><p>はりねずみは、じぶんの家いえの、戸とのまえにたって、うでぐみをしていました。朝風あさかぜにふかれながら、気きもちよさそうに、ちょいとした歌うたを、口のなかで　うたっていました。歌うたがうまくても　まずくても、そんなことはかまいません。ともかく、はりねずみは、たのしい日にちよう日びの朝あさには、いつも　きまって、歌うたをうたうのです。</p><p>こうやって、ぼんやり　ひとりで、小声こごえでうたっていると、ふっと　こんなことをおもいつきました。</p><p>（そうだ、今いま、かみさんが　子どもたちを、おふろにいれてやっている。そのあいだに、ちょいと　はたけへさんぽにいって、かぶのぐあいを　みてくるとしよう。）</p><p>そのかぶというのは、はりねずみの家いえの、すぐそばに　ありました。はりねずみは、おかみさんや　子どもたちといっしょに、いつも　そのかぶをたべていました。</p><p>それで、そのかぶはじぶんのものだ、とおもいこんでいたのです。</p><p>（いいことは、いそいでやるんだ。）</p><p>はりねずみは、おもての戸とをしめて、はたけのほうへでかけました。</p><p><br></p><p>ところが、まだ、いくらも　いかないときです。はたけのてまえにある　木のしげみのところを、かぶばたけのほうへ　まがろうとしました。すると、そこで　ばったり、うさぎにであったのです。</p><p>うさぎも、やっぱり、おなじようなようじで　やってきたところでした。つまり、うさぎのほうは、じぶんのキャベツばたけを、みまわりにきたのです。</p><p>はりねずみは、うさぎのすがたをみると、あいそよく、</p><p>「おはよう。」と、あいさつしました。</p><p>ところが、うさぎときたら、いやに　こうまんちきで、おえらいだんなのような　つもりでいます。だから、はりねずみがあいさつしても、へんじもしません。</p><p>それどころか、ひどく　ばかにしたような顔かおつきで、</p><p>「おいおい。いったい　どうしたわけで、こんなに　朝あさはやくから、はたけのなかを、うろちょろしているんだね。」と、いいました。</p><p>「さんぽですよ。」と、はりねずみはこたえました。</p><p>「へえ、さんぽとはねえ。いくら、おまえの足あしだって、もうすこしましなことに、つかえるだろうになあ。」</p><p>と、うさぎは、わらっていいました。</p><p>こう　いわれると、はりねずみは、ひどく　おこりました。</p><p>ほかのことなら、なにをいわれても　がまんできます。けれども、足あしのことをいわれては、がまんできません。というのも、はりねずみの足あしは、生うまれつき　よこっちょにまがっていたからです。</p><p>「なんだと。それじゃ　きさまの足あしなら、もっと　ましなことにつかえるとでも、うぬぼれてるのか。」と、はりねずみはいいかえしました。</p><p>「あたりまえよ。」と、うさぎはこたえました。</p><p>「ようし。それじゃ、たしかめてみよう。かけっこをすりゃ、おれのかちに　きまってら。」と、はりねずみはいいました。</p><p>「わらわせるない。その　よこっちょにまがった足あしで、かつってのかい。」</p><p>と、うさぎはいいました。でも、すぐ　つづけて、いいました。</p><p>「だけどな、おまえが　そんなにやりたいんなら、おれは　やったっていいぞ。で、なにをかけるんだ。」</p><p>「金貨きんかをひとつと、さけをひとびんだ。」と、はりねずみはこたえました。</p><p>「うん　よかろう。じゃ、すぐ　はじめるか。」</p><p>「いやいや、そう　あわてなくてもいい。おれは、まだ　朝あさめしをくってないんだ。ちょいと　うちへかえって、くってくる。三十分ぷんしたら　もどってくるよ。」</p><p>と、はりねずみはいいました。</p><p>うさぎはしょうちしました。そこで、はりねずみは、うちへもどりました。</p><p>そして、かえる道みちみち、ひとりでかんがえました。</p><p>（うさぎのやつめ。あのながい足あしを　たよりにしているな。なあに、あんなやつにまけるもんか。あいつは　おえらいだんなかもしれんが、まぬけだからな。なんとか　うまいとこ、だしぬいてやれ。）</p>]]>
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